農業に興味を持ち、役所に相談をして住む場所や畑も決めたら新しい土地で、もしくは地元で新規就農をします。
ここからは、私が新規就農して経験した事を書いていきます。
ただなんとなく日々を過ごすのと、私が失敗したなと思うこと、して良かった事などを頭の片隅にでも入れて農業をしていくことによって、皆さんに少しでもプラスになればと思い書いていきます。
新規就農した土地でするべき事
『挨拶』と『会釈』
これだけです!
こんな事?
と思うかもしれませんが、私はこの2つを実践するだけで今後の農業人生が大きく変わりました。
初めての土地に引っ越し。
不安しかありませんでした。
地域に馴染めるかな。
周りにいじめられたらどうしよう。
仲間外れにされたらどうしよう。
ちゃんと作物を作れるかな。
作物をお金に変えることができるかな。
不安がずっと心の中にありました。
私が意識しておこなった事は、知らない人、知ってる人全てに挨拶。
すれ違う軽トラックや軽ワゴン、トラックにひたすら会釈をしました。
挨拶がきっかけで会話が始まります。
『ドコから来たの?』
『農業始めるの?』
自分の事を気にかけてくれる方が増えました。
自分を知ってもらうと自然と人が寄ってくる
農家の先輩に気にかけてもらえるようになると面倒見のいい方もいて、畑を見に来てくれてアドバイスをしてくれたりしました。
今後の経営の事や農家の先輩達の経験談を聞く事が出来て非常に有意義な時間を過ごせました。
新しく借りる畑を探してくれたり、紹介してくれる方もいます。
そして自分が1番信頼できる方と出会えました。
作物を育てること、新しく畑を借りる時、経営に悩んだ時に相談に乗ってもらいました。
本当に大きい出会いでした。
新規就農1年目は先輩農家さんの真似をした方がいい
新規就農1年目はその土地や畑の事も分からないので、何から手をつけたらいいか迷います。
そこでオススメなのは、同じ作物を育てているたくさんの先輩農家さんの畑を見に行く事です。
自分では絶対に思いつかないこと、使っている道具や機械、いろんな発見が絶対にあります。
そして真似をします。
先輩農家さんが草刈りを始めたら草刈り。
マルチを張ったらマルチを貼る。
定植を始めたら定植をする。
これをするだけで大きい失敗をするリスクは減らせるはずです。
理由はその土地を知らない新規就農者が、ネットや本で得た知識で自分が思うように動いても作物が育たなかったり失敗をしやすいです。
その土地を熟知している先輩農家さんの動きを真似る事で、大きい失敗のリスクを減らす事ができます。
その土地で何年も作物を育てている先輩農家さんにはかないません。
自分が信頼できる先輩農家さんに聞く
とにかく1年目は分からないことだらけです。
1年目だからこそ、先輩農家さんにも質問がしやすいので教えてもらいましょう。
作物に違和感を感じた時、うまく育たなかった時、変な虫がいた時。
少しでも気になる事は絶対に聞いた方がいいです。
1年目の判断は間違ってしまう事も多いためです。
私は自分で判断して収量を落としてしまったり、枯れさせた事もあります。
農家の先輩は偉大です。
先輩農家さんを手伝う
話せる先輩農家さんが増えたら、積極的に手伝うことをオススメします。
時給の場合もあります。
私の地域は先輩農家さんのおごりで、お昼をご馳走になり夜は居酒屋か焼肉屋で好きなだけ食べるのが給料の代わりになったりします。
手伝うことによって信頼も増え、新しい畑を紹介してもらえたり、同じ作物を育てている先輩農家さんを紹介してくれたり、いい事しかありません。
まとめ
初めての場所で仕事をしていくことは、とても大変で不安なことだと思います。
ちょっと意識するだけで今後の農業経営が大きく変わってきます。
持つべきものは農家の先輩です。
その土地を熟知している農家の先輩達の助言を借りながら農業の勉強をして、いつかは自分のものにして農業を楽しんでいきましょう。
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